Sportsの窓
EPISODE 3
2005年 六カ国対抗戦
【1】

今年も始まりました!!六カ国対抗戦!!
このゲームをじっくりと自宅で観戦することができるなんて・・・・感涙・・![]()
以前はそれが当たり前と思っていた至福の時間が“砂上の城”と化してから早数年・・・
もちろん、4年に1度のワールド・カップや、
4年に1度のブリティッシュ・ライオンズのオーストラリアやニュージーランドへの遠征も終わってしまったら、
あと丸3年間は待たなくちゃーいけない・・・とっても長い時間・・![]()
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それに比べてこの六カ国対抗戦(シックス・ネーションズ Six Nations)は毎年2月初旬をスタートに
イングランド・スコットランド・ウェールズ・アイルランド・フランス・イタリアの六カ国の総当たり戦で行われる
もう!!ラグビーファンに取っては嬉しい期間 ![]()
以前はイタリア除く5カ国対抗戦でしたが、新たにイタリアが加わって更に面白い展開になっています
さて、今年のスケジュールはすでに開幕しているのですが、改めてざっと御案内いたしますと・・
| 日 時 | 試合開始時間 | 対 抗 戦 | 開 催 地 | ||
| 2月5日(土) | 14:00 | フランス | VS | スコットランド | スタジアム・フランス |
| 17:30 | ウェールズ | VS | イングランド | ミレニアム・スタジアム | |
| 2月6日(日) | 14:30 | イタリア | VS | アイルランド | スタジアム・フラミニア |
| 2月12日(土) | 13:30 | イタリア | VS | ウェールズ | スタジアム・フラミニア |
| 16:00 | スコットランド | VS | アイルランド | マレーフィールド | |
| 2月13日(日) | 15:00 | イングランド | VS | フランス | トゥイッケナム |
| 2月26日(土) | 14:00 | スコットランド | VS | イタリア | マレーフィールド |
| 16:00 | フランス | VS | ウェールズ | スタジアム・フランス | |
| 2月27日(日) | 15:00 | アイルランド | VS | イングランド | ランズダウン ロード |
| 3月12日(土) | 13:30 | アイルランド | VS | フランス | ランズダウン ロード |
| 16:00 | イングランド | VS | イタリア | トゥイッケナム | |
| 3月13日(日) | 15:00 | スコットランド | VS | ウェールズ | マレーフィールド |
| 3月19日(土) | 13:00 | イタリア | VS | フランス | スタジアム・フラミニア |
| 15:30 | ウェールズ | VS | アイルランド | ミレニアム・スタジアム | |
| 18:00 | イングランド | VS | スコットランド | トゥイッケナム | |
上記のスケジュールで待ちに待った2005年!
ずらっと顔を揃えた各国の主将の片手には今年のカップ ![]()
誰の手に渡るのでしょう ![]()

各国主将
*ジョニ君怪我前
仏・Pelous,ス・Bulloch,ウ・Thomas,伊・Marco,愛・O'Driscoll,イ・Willkinson
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と・・・ところが・・・現在は全15試合の内、約半分の6試合
各国チームが2試合づつ消化したところの結果が下記の表になります
開幕前は誰がこの結果を予想したでしょう・・・
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優勝候補と信じて疑わなかったイングランド・・・![]()
開幕戦はウェールズのカーディフはミレニアム・スタジアム
昨年に引き続き先月にもまたまた怪我を新たにしてしまった、
イングランドの名実ともに大黒柱のジョニー・ウィルキンソンの欠場

しかし、忘れちゃいけない・快足フルバックのロビンソンが主将を引き継ぎ、
ウィルキンソン欠場中にアピールしたい、ホッジソン

層の厚さではどの国にも負けないチームのはず
相手のウェールズも主砲のチャービスを欠いている現在、
決してイングランドの劣勢ではなかった・・と思う・・・
| ENGLAND | FRANCE | IRELAND | WALES | SCOTLAND | ITALY | 勝点 | |
| ENGLAND | ● | 2/27 | ● | 3/19 | 3/12 | 0 | |
| FRANCE | ◯ | 3/12 | 2/26 | ◯ | 3/19 | 4 | |
| IRELAND | 2/27 | 3/12 | 3/19 | ◯ | ◯ | 4 | |
| WALES | ◯ | 2/26 | 3/19 | 3/13 | ◯ | 4 | |
| SCOTLAND | 3/19 | ● | ● | 3/13 | 2/26 | 0 | |
| ITALY | 3/12 | 3/19 | ● | ● | 2/26 | 0 |
しかし、結果としてはこの2週間の2試合で立て続けに敗戦結果
ウェールズ・フランス相手とは言え、この2敗戦は痛過ぎる・・・
先日発表のIRB世界ランキングは何と!6位に下がってしまいました・・![]()
ウィルキンソンは膝の靱帯損傷らしく、復帰までには4〜6週間との発表で、
今週末のアイルランド戦に間に合うか?どうか・・・?
しかし、本日現在伝わっているイングランド・チームはすでにダブリン入りをしていますが、
そこにはウィルキンソンではなく、ロビンソン監督のコメントで、『我々はホッジソンを信頼している』・・・
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2月5日のウェールズ戦
正直ウェールズのチームの方が元気があり、試合後目に焼きついたのはこの2人
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左:シェーン・ウィリアムズ(11) 右:ギャビン・ハンソン(14)
ウィリアムズはタイプは違うもののボールが渡ると、ロビンソンのお株を奪う突進力
ハンソンはとにかく当たり強い! ビシビシ飛びつくし、また飛びつかれても倒れない!
そして、彼の最後の逆転ゴールで我がイングランドは初戦を落とす
この二人の力強さにウェールズのチーム力のこれからの伸びを期待してしまうのは・・・
レッド・ドラゴンのサポーターだけではないはず ![]()
イングランドはディフェンスは悪くないものの、
ラインアウトのミスや・・やはり例外なく翌日の新聞もこぞって叩いた、という
ゴールの成功率の悪さ
どうしてもそこでつまずいてしまうと、ゲームの流れも良くならず、テンポにも乗れず、
フルバックのロビンソンが主将として後ろで身体を張っていますが
あの15番の位置はゲームをコントロールするポジションではありませんから、
さぞかし歯がゆい思いをしているのではないでしょうか・・・![]()

それとフォワードは相変わらずガシガシ行っていますが、
玉出しがワンテンポ遅れているような気がします
マーティン・ジョンソン、ダラーリオ、ニールバックがいないイングランドFWは
やはり重厚さにかけてしまうのは仕方ないのでしょうか・・?

個人的にはけっこう好きです・・このおっさん・・・(名前なんて本当に貴族的・・と思うのは私だけですか・・?)
2月12日の第2戦のおフランス戦
先週の敵陣での敗退でこの日の一戦は絶対に負けられない
約8割以上の観客がイングランド側というトゥッイケナムでのゲーム!
相手は宿敵、おフランス
このチームのこのスタジアムでは『負け』知らず、という
イングランドにとってはとても縁起(?)も良いスタジアム
凍えるような薄曇りのロンドン特有のお天気の中でしたが、
雫が落ちる事もなくコンディションは良好のように見えました
ところが、試合が始まってみると・・・・グランドコンディションは、
実際はじっとりと水分を含んだ状態でした
何度かスクラムの足場が崩れ、
位置を換えての押し合いはそうとうFWにもダメージがきていたのでは・・?
しかし、そのこと自体は両チームにとっては同じこと、
平等に与えられた試練でした
まったくのどちらのチームの不利、ということもなく『お互い同条件』の中での試合でしたのに・・・
しかし、どこが平等でないとしたら、この試合でもゴールの決まる成功率
ペナルティー・ゴール、ドロップ・ゴールの決まらないイングランドときちんと決まるおフランス・チーム
それでも、トライも試合の前半で出ていたし、折り返しも17−6
元気のある試合展開でしたのに・・・・

トライを決めた、ジョン・ルーシー
私にはどうしてもおフランスのヤシュビリが特別最高に調子の良いスタンド・・、とは感じられないのですが・・・
確かに彼はきちん、きちんとゴールを決めていきましたし、
玉出しも淡々とこなしていましたが・・・
何故ならば、私にとってはおフランスの10番はどうしても“ミシャラク”のイメージが強く、
今回は彼がスタメンでなかったことに正直ちょっぴり寂しい気がしたのです

しかし、それは反対にリードしていたにも関わらず、
その後のゴールがまったく決まらなかったイングランド側によって
反比例していくように落ち着き、揺るぎない自信で決めていったヤシュビリの顔で
“もしかしたら、負けるかも・・・”と感じた時には追いつかれ、
最後の力を振り絞ってFW達やロビンソン、
途中で出場した頼もしいベテラン・ドーソンが作った舞台のドロップ・ゴールのお膳立て
・・・それをはずしたホッジソン・・・
後半イングランドもベテラン・ドーソン、コリーの頑張りも空しく、時すでに遅し・・・・

たった1点・・・しかし、後半点を入れることができなかったイングランド・・
この差が如何せん!大きすぎる!
ホッジソンのドロップゴールを外した後、
まもなくベテラン国際試合ではおなじみのニュージーランドの審判の手が上がり、
ノーサイドとなった時は
観客共々呆然自失だった、イングランド・チームと私・・・
試合の時々にお互いの首脳陣が写った時の表情に移り変わりに雲泥の差が出ていて、とても印象的でした ![]()
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すでに3強3弱の状態で、その“3弱”の一角がイングランド・チームとは・・・!
とにかく終盤戦のどの試合からでも良いので、とにかく安定した強さの試合を見せてほしい、イングランド!
そして、もう一チーム気になる、アイルランド戦については
まだテレビ観戦ができない状態なのでとても気になりますが、
オガーラ、という安定したキッかーがきちんと得点し、
オドリスコルも(きっと)活躍している(に違いない)
それでも・・1番の関心は何時復活しくれるのでしょうか・・・?
ジョニ君は・・・

君の出場を待っているのは、想像以上に多くの人々が待ちわびています
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さて、これから今晩のお楽しみ
ウェールズ対おフランス戦を観戦いたします
どんな展開ゲームを見せてくれるでしょう
とにかく、今晩はレッド・ドラゴン
『ランズ・オブ・ファーザー』を歌ってきます
注)これはあくまでも私個人の感想になります
皆様それぞれのご感想やご意見をお持ちでいらっしゃることと思います
皆様のご意見などお待ちしています

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